Minimahack

ミニマル・シンプル・ナチュラルに個人と社会の課題解決に貢献

書評:無印良品は、仕組みが9割

本書の全体像

仕組みを大切にする働き方について,まとめられている.著者は,日本経済を元気にするために,一緒に頑張りたいという思いから本書を執筆した.

仕組み(=マニュアル化)のポイントは3つの観点.特に,経験と勘を蓄積することは,チームの実行力を高めるために必要.

  1. 努力を成果に結びつける仕組み
  2. 経験と勘を蓄積する仕組み
  3. 無駄を徹底的に省く仕組み

マニュアルの特徴

  • 各項目の冒頭に,「何(What)・ 何故(Why)・いつ(When)・誰が(Who)」が入っていること.
  • どんな作業にもうまくいく法則があるので,それを標準化すること.
  • マニュアルを共有して,実践・改善すること.
  • 口で言えば良い細部のことまで,マニュアルに記載すること.
  • 新入社員でもわかるように,徹底的に用語の説明と具体化をすること(例. OK/NG例を写真付きで載せるなど)

マニュアルを最大限活用する方法

  • 戦略に時間をかけて実行に移せなければ意味がないので,マニュアルを作っておいて,高速に意思決定及び実行すること.
  • 問題を発見したら問題の構造を把握して,根本原因の解決策をマニュアルにフィードバックすること.
  • 現場の声を聴いて(視察するだけでは表面的なことしかわからない),マニュアルにフィードバックすること.
  • 変化が激しい世の中なので,走りながら考えること(7割できていればOK).
  • マニュアル作りは,一方向ではなく(ボトムアップ・トップダウンのいずれか一辺倒ではダメ),全員で作ること.
  • リアルタイムにマニュアルを改善し続けること.

その他の内容

  • 性格ではなく行動を変える(特に,挨拶,名前の呼び方やクリアデスクなど基本的なこと).
  • がむしゃらに努力をするのではなく,まずは問題の原因を把握すること.
  • ホウレンソウのやりすぎは,部下の成長を止めること(自主性が失われること).