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幸せの積分値の最大化

はじめに

婚活に勤しむ友人の悩み相談を通じて思考した内容をまとめた記事である.本記事では,婚活に特化して話を進めるが,幸せを追い求める人を対象としている.

結論は,今を大切にしろ機会損失に気をつけろの2点である.

婚活に全振の友人を見て

1/10000の確率に落ち込む

本ブログでもよく登場する婚活に勤しむ友人(以降,友人とする)は,オンライン婚活や最近では街コンに週2,3回参加している.参加するたびに「今日はどうだった?」と聞いてみるのだが,どうやら全然駄目らしい.むしろ,現実を毎回突きつけられて気が滅入っているようだった.

計算方法は割愛するが,この友人が希望の女性に出会い,更にその人とマッチングする可能性は1万人に1人である.つまり,理想的な女性とお付き合いし,結婚まで行く可能性は非常に低い.しかし,それでもなお,結婚により未来の幸せをつかめると信じて,婚活に全振の生活を送っている.

人生の目的を見失う

後述するが,結婚したからといって幸せにはなれない.仮に,結婚したことで幸せになったとしても,快楽適応によって結婚による幸せは感じなくなる.

友人も私も幸福度の高い人生を歩むことを,人生の目標にしている.友人は幸せになるために結婚に向かって走っているはずなのに,何故か不幸に見える.本人もそのように感じているらしい.これでは本末転倒である.

未来の幸せのために今を捨てるべきか

未来の結婚 = 未来の幸せか

未来の目標(ここでは結婚)に向けて,努力を継続することは必須である.何故なら,努力を継続しなければ未来の目標に到達することは永遠にないからである.

しかし,その未来の目標に達することで,果たして本当に幸せになれるのだろうか.私は幸せになれるかどうかは分からないと考える.何故なら,自分がコントロールできない対象(結婚であれば結婚相手)が結婚に含まれているからである.結婚後に結婚相手が豹変するかもしれないし,浮気をするかもしれない.自分がコントロールできる範囲のものからのみ幸福を感じる必要がある.

夢見る未来が来ない可能性がある

もっと悲劇的な話をすると,夢見る未来が来ない可能性がある.例えば,今回のコロナによる甲子園などの中止.時期が来れば必ず挑戦権を得られるようなことも,なくなる可能性がある.

夢見る未来が来なくなる一例を示す.

  • 病気や事故による自らの死
  • 災害や疫病などのパンデミック
  • (結婚に関して言うと)人生で一度も理想の人に出会えなかった

つまり,ないかもしれない未来のために,今を捨てることは誤っている

幸せの積分値とは

今を生きること=未来を捨てることではない.未来を見据えつつ今を生きる上で,大切な考え方は幸せの積分である.

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幸せの積分値のイメージ図

幸せの積分値を最大化する方法

以降では,幸せの積分値を最大化する方法を2つ述べる.

1. プロセスから幸福感を得ること

未来の目標達成ではなく,目標達成までのプロセスから幸福感を得る.このアプローチは,今を生きつつ,未来を捨てない両取りのアプローチである.更に,プロセスには自分がコントロールできない対象がない.

婚活であれば,例えば以下のようなものがプロセスに相当する.

  • 外見面でかっこよくなる(例:オシャレを学ぶ,肌の手入れをする)
  • 内面でかっこよくなる(例:知識を増やす,マナーを学ぶ)
  • 色んな女性に出会う

結婚から幸福感を得るという未来・自分がコントロールできないものから,結婚までのプロセスから幸福感を得るという現在・自分がコントロールできるものに対象を変えることで,幸せの積分値を最大化できるようになる.

上記の話はアドラー心理学も関係している(自分がコントロールできる/できないの話など).興味がある人は是非本を読んでいただきたい.

嫌われる勇気

嫌われる勇気

2. 時間を区切って物事を考えること

もう一つのアプローチは,別の機会から得られる幸福感を失うことを防ぐための方法である.これは,予め決めた時間帯のみ物事(今回であれば婚活)を考えるという方法である.

例えば,週3回 19時から街コンに参加する = 結婚という目標達成のためのプロセスとする.この時間を設定してからは,婚活のことを一切考えない.というのも,考えても目標達成には近づかず,むしろ他のこと(自分の趣味など)から幸福感を得られるはずの時間を失うことになるからである.これが機会損失の考え方である.

これは,パーキンソンの法則を応用した考え方である.パーキンソンの法則とは,

役人の数は仕事の量とは無関係に増え続けるというもの.第一法則:仕事の量は完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する.

仕事=婚活とみなすと,婚活が完了するまで与えられた時間,すなわち自分の自由時間が全て婚活で満たされてしまう.

まとめ

本記事では,未来のため今を捨てることを否定し,今を生きつつ未来を見据えて幸福感を最大化する方法を提案した.幸福感を最大化するための方法として,目標ではなくプロセスから幸福感を得ること・時間を区切って物事を考えることの2つを提案した.婚活で今を犠牲にせず,幸せを感じつつ婚活を進めていただければ幸いである.