背景
自宅自粛が続く中,少しでも有意義な時間の過ごし方はないかと考えたとき,スマートホーム化の推進を思いついた. スマートホームとはWikipediaによると,
スマートホームとは、IoT(もののインターネット)やAIなどの技術を駆使して、住む人にとってより安全・安心で快適な暮らしを実現する住宅のこと。一般的には、物理的な住居そのものより、そこに装備されたシステムを指すことが多い。多様なデバイス(機器)を組み合わせて、家の電化製品の制御など住む人のニーズに合わせた利便性を提供する。
本記事では,一般的なスマートホームから拡張してセンサ電気など一般的に設置されてない機器も含めて,スマートホームと呼ぶことにする.
スマートホーム化に取り組むことは,自宅のみでできかつ将来的な時間の節約になることなので,自宅にいて暇かつ恒常的に「忙しい」を口にしている日本人にはぴったりなのではないかと思う.
構成
人から情報を入力する手段として,直接入力・音声入力・位置情報の3つを用意している. 直接入力以外の入力は,様々なアプリケーションを連携させるIFTTTによって受け付けられるようにしている. 自宅内では同一Wi-Fi AP内にgoogle homeとNature remoを接続させている.
google homeやNature remoは購入時に簡易な説明書が同封されているため,初期設定は難しくない.
しかし,IFTTTは日常的に使っている人が少ないと思うので,「IFTTT 設定」と検索するか,例えばここの記事などを参考にしていただければよいと思う.
参考記事はどれも中身が変わらないので何を見てもらってもよいと思います.
また,トイレや脱衣場など人が一時的に出入りする場所には,センサ電気を設置している. 音声入力などでコントロールするより,人感センシングで都度On/Offしたほうが望ましい場所に利用している. 具体的な利用場所は,
- トイレ
- 脱衣場
- 玄関
- キッチン
できること
それぞれの電子機器はNature remoによってリモコンで操作するときと同じように操作できるため,やりたいことを自分で自由に作れる. スマートホームならではの要素は,電子機器の自動連続操作である. 例えば,我が家では以下のような自動化をしている.
- 「おはよう」と言うと,エアコンと照明がついて,今日の天気を教えてくれる.
- 「おやすみ」と言うと,エアコンと照明が消える.
また,自分の位置情報に基づいて電子機器を自動で操作してくれる. 例えば,
- 自宅近辺に近づくと,エアコンをつける.
- 自宅近辺から離れると,エアコンが消える.
できてないこと
Nature remoには温度/湿度センサや人感センサがついている. それらを活用して以下のような自動化を試みたが,まだうまくいってない.
- 温度/湿度センサの値に応じて,エアコンや加湿器を調整する.
- 最適な温度が時期やそのときの服装によって異なるため,温度センサの値を設定できない.
- 自宅の加湿器が赤外線センサに対応していないため,Nature remoと連携できない
- 人感センサが反応しなくなったら照明を消す.または,人感センサが反応したら照明をつける.
- 映画など人がいるのに動きがない状態が続くと照明が消える.
- Nature remoの設定で,人感センサが反応したらのトリガがない.
費用対効果
要素 | 金額 |
---|---|
google home | 4050 円 |
Nature remo | 6480 円 |
IFTTT | 0 円 |
センサ電気 | 3120 円 |
合計 13650 円
だいたい飲み会3回分程度の金額でスマートホーム化できる. 自宅自粛が続いていて飲み会代が浮いているはずなので,そこまで高くない金額だと考えている.
また,私はお金で時間を買いたいと考えおり,スマートホーム化によって少なくとも毎日1分以上は時間を節約できていると感じている(リモコンを探す時間の削減や何かをやりながら電子機器を操作できるため). 高く見積もって私の時給を5000円とすると,3時間=180分節約できた時点で時間的観点でプラスマイナスゼロである. 節約時間を1分/日とすると,180日=6ヶ月でプラスマイナスゼロになる. スマートホーム化してから約2年経過しているため,1年半=18ヶ月=540日,すなわち540分だけ時間を節約できていることになる.
今後の展望
大きく2つの方向性を考えている. 1つ目は今できていないことをできるようにすること. 2つ目は追加で電子機器を買ってできることを増やすこと. 例えば,以下のようなことを考えている.
- 自動ソープディスペンサ
- 朝や夜のカーテン開閉の自動化:めざましカーテン
- トイレの蓋の自動開閉:Arudinoを使った自作機器
まとめ
本記事では,我が家のスマートホームの構成と現時点でできること・できないことをまとめた. 自宅自粛が続く中,将来の時間を少しでも作るために今から自宅のスマートホーム化を始めていただければと思う.