背景
一般的に「良い本を見つけるためには本を沢山読む必要がある」・「良いワインを見分けるためには沢山ワインを飲む必要がある」などと言われている.本記事では,シミュレーションを交えて何事に対してもサンプル数を増やすことの大切さを示す.
婚活を題材にしたサンプル数を増やすことの大切さ
上図では,0より値が大きければ自分の理想に近く,0より値が小さければ自分の理想から遠いものとして考える.一般的に,可もなく不可もなくという人(この図ではクオリティ=0)が最も多く,理想からかなり外れている人(この図ではクオリティ = -4)やかなり当てはまる人(この図ではクオリティ = 4)の人は少ないと考えられる.
実際の市場(ここでは婚活市場)にいる男女のクオリティがどの程度かは明らかではないので,経験則をもとに推定して,今連絡を取っている人で手を打つべきか否かを考えることがある.サンプル数が多ければ(上図ではサンプル数 = 1000)市場を正しく把握することができるが,サンプル数が少ないと(上図ではサンプル数 = 5)市場を正しく把握できない.このグラフの場合,市場には可もなく不可もない人より良い人が半分以上いるのはずなのに,ほとんど可もなく不可もない人以下の人しかいないと勘違いしてしまうことになる.
まとめ
本記事では婚活を題材にサンプル数を増やすことの大切さを示した.サンプル数を増やすことで,自分の感覚と市場のズレをなくすることができるため,勘違いによる失敗を低減できる.
ランキング参加中 応援クリックして頂けると励みになります.
↓