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理系が結婚できない3つの理由を考える(1/2)

本記事は友人からの寄稿記事です.

今回は2回に渡って理系が結婚できない理由を考察する. きっかけは,婚活に苦戦している友人の存在だ. その友人は陰キャで彼女がいたことがないような人ではなく,どちらかというと陽キャである程度は恋愛経験がある30歳である.

そこで別の友人と一緒に,その友人が結婚できない理由とどうすれば結婚につなげられるか考察することにした. なお,婚活で苦戦している友人は理系学部出身であることから,理系にフォーカスして考察した.


以下,友人からの寄稿

背景・前提

近年「理系男子は結婚できない」と表現され,企業に勤める技術職・エンジニアの未婚率がフューチャーされるケースを多く目にする. しかし実際に結婚できていないのだろうか. 1つ恋愛に関するデータを示す.

総務省統計局が2017年に実施した「就業構造基本調査」によると,全職業を含めた男性の生涯未婚率が20.1%に対し,法務従事者:25.5%に対し,情報処理技術者:24.3%となっており必ずしも理系が多くを占める職業でも特段高い値とはなっていない. 研究者に関しては17.6%となっており,全職業データの割合を下回っている.

このデータから理系・文系の職業区分に関係が深いとは言えないことがわかる. ではなぜ文系ではなく「理系」のみが結婚できない対象として文書化されるのか. これは理系が職務上求められる能力こそ,結婚する上で女性からは必要とされていない,と言えるのではないか.

結婚できる3つの要素とは

この点に着目した上で3つの論点に集約し,原因と対策案を提示する.

1. 「原因」を追求しすぎない

プレゼンーション・テキストを伝えるため,自らの主張の妥当性を補完するデータ・事実を多用する. これは論理的思考を行う上では「Why(原因)」を重ねることが肝要とされる. しかし,人間関係においては原因の解決ではなく,共有・共感が優位にある. 同じ気持ちである,同じように考えていることが大切である. これは2020年3月にパートナーエージェント社が調査した既婚夫婦の幸福度を調査した結果で,「結婚して幸せだと思う」人は「価値観の一致」と41.8%と全項目で1位であるのに対し,「そうは思わない」人は0.0%と数字に大きく差が現れている. すなわち,解決策の優先ではなく,同じ思いを持っているか確認できることを優先されると言えるだろう.

理系の人が結婚する上では,会話の中で「なぜそうなるか」という気持ちよりも,「何を求められているか」女性の要件を的確に捉えることが1つのステップである.

2. こだわりすぎない

1つの技術的目標・仮説を掲げたとする. 技術的歴史を振り返ってみても研究には膨大の時間がかかることが多く,事象の検証を行うためにも方向性を間違えると,時間的に多大な手戻りが発生する可能性を秘めている. この点を見ても方向性に対しある種の「こだわり」を持つことを,長期間行う物事では求められる. この「こだわり」は1で述べた原因追求にも通ずるものがあり,理系が趣味を深く知っている状態・没頭している状態から発せられる言動から「オタク」という言葉が表現する理由も容易に想像できる. 理系においては「こだわり」を強く持つことを求められるが,結婚においてはこだわり過ぎることは障害である.独りの生活であれば,自らの決定が自らの方向性となるが,共同生活においては同じではない. 女性は感受性に対し男性よりもセンシティブであるというデータがあるように,こだわりが一致しないケースにおいて,自分と異なる意見をネガティブと捉えられると女性側は敏感に反応して嫌悪感につながるケースがある. また,男性からは自らの論理に破綻があるように感じられ,自己の否定感にもつながりかねない.

普段の業務に求められるものと,共同生活において重視されるものは一致しない部分が多くある. 意見が異なるケースがあるのであれば,理系の特性である「Why」を積み重ねた上で,「なぜ相手はそのような考えに至ったのか」と自分の中で得られた原因に対し,感情を満足させるプランを提示することこそが,共同生活する上では重要であり,こだわりをよい方向に昇華させるためにも肝要な方法である.   上記1, 2は相手から見た自分の行動に対する解決策を述べたが,3では自分から見た相手の行動に対する解決策を提示する.

3. 評価方法を変える

新しい技術面での取り組みを進める上で,理系は実現するために前提を洗い出す. 中には実現する上でデメリットになる事象もあるが,これ自体も今後の方向性を採択するための,ディシジョンテーブルの大切な要素としてリストアップする. そしてデメリットに対する考え方を深堀する. これは,開発するものがどう考えればデメリットでなくなるか,検討するためである. この事から,理系は業務上でも減点部分の扱い方を重点的に突き詰める. 更に,男女関係でもよく用いられる言葉として,「女性は加点方式,男性は減点方式」がある. 物事を評価する上でのアプローチが異なる,という言葉だが,前述した理系の特性からみても,「理系男子では減点方式が強い」と表現して差し支えないだろう. 仮に新しく女性に出会うとする. 次のステップに進むための基準は,「理系男子」の特性を当てはめると,一定の及第点より上位を維持できているか,という点であると言えよう. この場合,短期的には性格上の欠点よりも見た目上の欠点が大きく割合を占める. つまり,「可愛ければワンナイトがちょうどいい」である. しかし,結婚においては逆である. 長期的に考える必要があるため,見た目という永続的に続く保証がない要素に対し,性格という永続性が高い要素が大きく割合を占める. この短期的に求められる要素と,長期的に求められる要素にニーズとしての「キャズム」があることが,長期的な関係に至れない原因である.

結婚を考えるうえではこの「キャズム」を理解し,考え方を変更することも長期的な関係に至るための解決策とできる. それは「加点方式」である. まずは結婚する上で自分が考える「良い点」を洗い出し,重要度に合わせて点数をつける. これにより期間によるキャズムを予め排除する. 新しく出会う女性に対しても,良い点を重ね及第点を越えれば次のステップとする. この考え方にすると,良い点を見誤らない限りは関係性を断念することはなくなり,長期的な関係性を考えることができる. 及第点の基準は,今まで交際した女性に対し,交際時点で思った良い点を点数化してみよう. 結婚を考え付き合った女性の中で,点数が1番低かった点数こそ,及第点を越えていたと見なすことができる. 1つの基準にできるのではなかろうか.

まとめ

今回業務上理系に求められる特性を理解した上で, 結婚に向かうための3つの要素を挙げた.

野球会で大きな功績を残し,野村克也氏. 指導面でも高い評価を受けていた彼は生前こんな言葉を残している.

「一流選手はそう簡単に出てこない.一流が一流を育てるんだ.」

この文章があなたの結婚への近道にならんことを.